One on One 37th note『サレドシル』 感想

舞台感想

初めに

この記事は8月に上演されていたOne on Oneの舞台『サレドシル』の感想です。

めちゃめちゃいい舞台で、泣きながら見てました。

明日を進むための背中を押してくれるそんな舞台です。

『サレドシル』舞台概要

One on Oneとは

 「浅井さやか」が主宰を務めるミュージカル劇団です。

「ミュージカル『刀剣乱舞』」・「舞台『魔法使いの約束』」・

「あんさんぶるスターズ!THE STAGE」シリーズなど様々な脚本や演出を担当している方です。

この劇団は特定の俳優を持たない劇団のため、公演によってさまざまなキャスト陣が出演します。

今回の公演(2026の「サレドシル」の公演)で劇団が25周年を迎え、メモリアルイヤーとなりました。



One on One のホームページはこちらです。

オリジナルミュージカルカンパニー One on One
現在ミュージカル界で注目をあびている新進気鋭のミュージカルクリエイター、浅井さやかが主宰するオリジナルミュージカルカンパニー。脚本、演出、音楽、すべてを浅井が担い、<誰もが感じたある想いを、音楽にのせて届けたい>というテーマのもと、コメディ…

『サレドシル』詳細

『井の中の蛙 大海を知らず。されど空の青さを知る』

ちっぽけって誰が決めた?

できないって誰が決めた?

暗い井戸の底。狭い世界。

見上げれば真っ青な空。

どうしようもなく期待してしまう。

……とうの昔に、諦めたのに。


ちっぽけな劇場の片隅でサレドシル。

**公式ホームページから引用**

公演情報はこちらから

オリジナルミュージカルカンパニー One on One
現在ミュージカル界で注目をあびている新進気鋭のミュージカルクリエイター、浅井さやかが主宰するオリジナルミュージカルカンパニー。脚本、演出、音楽、すべてを浅井が担い、<誰もが感じたある想いを、音楽にのせて届けたい>というテーマのもと、コメディ…

公演グッズやDVDなどもこちらから確認できます。


シアターコンプレックスで9月19日(土)23:59まで見逃し配信を行っています。

気になる方は、下のURLから確認ください。

シアターコンプレックスTOWN|舞台専門プラットフォーム
シアコンTOWNなら人気の舞台プログラムが見放題!キャストによるライブ配信やここでしか見られない独占プログラムも楽しめる、まさに境界線のないエンターテイメントタウン!

ストーリー

10年前、ミュージカル劇団として活動していた、劇団「サレドシル」。

その劇団のホームであった劇場が取り壊されることになった。

何かに引き寄せられるように、劇場に集まる人々。

なぜ、劇団は解散したのか?

それぞれの悩みや思いが交錯する作品です。

テーマ

今回のテーマは『かえる』とのことです。

ー「井の中の蛙大海を知らず。されど空の青さを知る」ー

変える、帰る、還る、孵る…「かえる」には様々な思いが込められています。

作中に出てくる『カエル2号』にも注目です。

感想

観劇したのは8月27日(木)14:00公演です。

座席は後方中央でした。

内容

見終わった最初の感想は、面白かった。

この一言に尽きます。

音楽の音の響き、言葉の力強さ、テーマ曲では気持ちがつい込み上げてしまいます。

脚本、演出の浅井さんに「前を向け!」と鼓舞されている気分になります。

お話としては劇団を取り巻く話なので、劇団ってこんな感じで稽古しているのかなと思ったり、

役者同士で昔話で盛り上がっているところが、

彼らの世界を覗いている感じがして、とても好きでした。

内藤大希演じる井戸田幸平が歌稽古を始めるシーンが特に好きで、

一言でぱっと空気感が変わって歌稽古に入るところは、

リアルな一瞬を見ているようで良かったです。

テーマ曲「M5サレドシル,M22サレドシルending」

声の重なり、響きが美しい曲でした。

全員の声が重なるところが応援歌のようで、

背中をグイっと押してくれるような曲です。

M5でこの曲が来て、演劇って面白いなって圧倒されました。

M18「奇跡の才能/自主練」

中桐聖弥さん演じる石神空我が劇中でテオを演じるときに歌う曲です。

この曲がこんなに心が揺さぶられるなんて思いもしませんでした。

テオが兄のゴッホを思う曲ですが、石神空我が演じるテオだからこそ、

この真っすぐに兄を思う曲になったのかなと思いました。

中桐聖弥さんが直接テオを演じるとしたら、

また違った解釈のテオを見ることができるのだろうと思います。

でもこの劇中のテオはただ真っすぐな演技と歌声がとても素晴らしかったです。

前後のストーリーでは悲しくなかったのに、歌声を聞いて涙があふれてしまったのには自分でも驚いたけれども、

それほど心に響く曲でした。

 

出演者

康江和明

康江和明さんは前回のOne on Oneの公演の「呼吸する島」にも登場していて、

その時の役作りもすごかったです。

魔物役の時の身のこなし、体の柔軟性が高くて重力を感じさせない動きに驚きました。

今回は過去に劇団で舞台美術を行っていたというキャラクターでした。

どんな演技を見せてくれるのかと思ったら、

天才奇才といった言葉がぴったり似合う演技を見せてくれました。

舞台上の軽やかな身のこなしを軽々と笑顔でこなしているのは変わらず流石だなと思いました。

一番驚いたのは、三拍子のリズムの曲を、4拍子で手で指揮をして歌うシーンです。

周りに手(指揮)が4拍子だよと言われながら、元の曲のリズムで楽しそうに歌っていました。

笑いが起きるところですが、器用なことしているなと

とんでもないポテンシャルを持っているんだなと驚きました。

七木奏音

七木奏音さん演じる不知火リカは、写真家の時は素直で明るくて、

でもどこか変わっている、まっすぐな演技が素敵でした。。

劇中に舞台をやるとなった時の愛人役の相手役が変わった時の演技が凄かったです。

キャスティングが変わるだけでこんなに違った人物像になるのか驚きました。

横瀬大喜の時、ニコニコ話しているのを受けて、対等で話している感じが良かったです。

でも、井戸田幸平になった時、

不知火リカの言葉の間、話すスピードがよりそれっぽく見えました。

井戸田幸平のほうも相手に対して真正面で向き合う話し方でなく、

生活の一部に相手がいるって感じで、愛人という役の関係性としては同じだけれども違って見えました。

キャスティングの違いでこんなにも役が違って見えるのかと、舞台の面白さを感じます。

はんだすなお

劇中はステージ階段上の上手側で演奏をしています。

今回はしっかり舞台から見える位置にいました。

役者に合わせて、演奏しているのが見えて、

生感を感じられていいなと思ってみてました。

キーボードの演奏だと思っていたら、

すっと、アコギを取り出した時、衝撃でした。

多彩です。

終わりに

今回のOne on Oneの公演も素敵な公演でした。

作中で、舞台の何がいいと聞かれても答えるのが難しいと会話をしているシーンがありましたが、

「すごい、分かる!!」って思いながら見てました。

言語化するのは難しいというか、これだけじゃ魅力が伝わらないってなります。

結果、「めちゃめちゃ面白いから見て!」っていうことになるんですが…。

皆様も面白いのでぜひ、見てみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました